自分の変化に合わせて感じ方も変化する。
デザインで、そんな刺激を感じてほしい。

磯部 真吾

ブランドデザイン部

新B.A ベースメークをはじめ、B.A グランラグゼⅢ、Red B.Aなどのデザインを担当。体験型のプログラムによって、お客さまの人生を豊かにするプロジェクトにも参画中。

デザインに込めた、アートな仕掛け

ポーラの化粧品のデザインは、サイエンスやブランドメッセージを視覚化すると同時に、アートな仕掛けが込められています。
私たちが目指すアートとは一方的に主張するものではなく、見る人の感性を刺激し、考えるきっかけとなり、新たな発見がある、そんな相互関係をもたらすもの。会社としてもお客さまとの関係性を何より大切にしているので、永く使っていただいてこそ気づくようなデザインのエッセンスを散りばめています。

例えばB.A スキンケアは、光の当たり方で黒の見え方が違ったり、ボトルの置き方ひとつで曲線のイメージが変わったり。一見シンプルなパッケージですが、使う人のその日の環境や気持ちで感じ方が変わるような、飽きのこないデザインになっています。

また、B.Aの黒は、絵の具を混ぜ合わせると黒になるように、「すべての色を包括する色」という意味を込めています。B.Aのアートワークにも多種多様な植物が載っていますが、それらをひとつの生命として捉えて包み込むイメージ。ハンサムになりがちな色である黒の中にも、しなやかさや美しさを感じられる、というお声を聞くと、デザインのこだわりが伝わっているのかな、と嬉しくなりますね。

[数量限定] 11月1日発売

B.A プレシャス コレクション ボックス

B.A スキンケアをラインでお試しいただける今だけの限定キット。
華やかで心躍るパッケージは、今回新たにデザインされたもの。

¥14,850(税込)~¥24,750(税込)

色の奥行きにこだわった
新B.A ベースメークのアートワーク

今年誕生したB.A ハイドレイティング カラークリームを含むベースメークラインのデザインも私が担当していて、そちらも容器は黒を採用しました。カラーのデザインももちろん検討したのですが、使う人の調子がいい時も落ち込んでいる時も変わらず寄り添っていくには、やはり包容力のある黒が最適だと考えています。

その上で、各アイテムの容器にB.Aのアートワークの植物を一つずつ入れることで、シリーズで集めると多種多様な生命の世界が出来上がる、という仕掛けになっています。

アートワークはレントゲンという手法で撮影したものに一度色をつけて、そこから敢えて再びモノクロームにして、と手間がかかっているのですが、モノクロームにすることで色から感じる固定概念がなくなり、今まで見えていなかった、その先に潜む生命の本質に視点が向くと思っています。
見る人の想像力を掻き立てる余白を与えられるように、そして黒の包容力を活かすためにも、アートワークが背景から少し浮かび上がって見える表現にこだわりました。

デザインは美しさだけでなく、心の部分を大切に

ステイホームで自分と向き合う機会が増え、気持ちのスイッチを切り替えるためにスキンケアやメークをする方もいらっしゃると思います。その時間を豊かにするためには、化粧品を手に取って容器を開ける、という最初のアクションからワクワク感を感じられるかが大切。化粧品は毎日お使いいただくものだからこそ、使いやすさや手のなじみやすさなど、ユーザビリティもデザイン設計の際には追求しています。

私はデザインの側面からポーラの化粧品に関わっていますが、単純にデザインとして美しいだけでなく、研究や商品開発などのメンバーと同じように、「スキンケアやメークの時間が豊かになって、使う人に喜んでいただけるように」という心の部分を大切にしています。
デザインをきっかけに、自分の中で刺激を感じる体験を実感いただけたら嬉しいです。

CHECK!
ユーザビリティを考慮したポーラのデザインとは?

優雅に味わいたいスキンケアのクリームは1回転、
忙しい朝に使うカラークリームは半回転で開く機構を採用。

(左)B.A クリーム

本体 30g ¥35,200(税込)
リフィル 30g ¥33,000(税込)

(右)B.A ハイドレイティング カラークリーム

〈化粧下地・ファンデーション〉 SPF25・PA++
リフィル 全6色 各30g ¥13,750(税込)
別売ケース(スパチュラ付き) ¥2,750(税込)

Red B.Aのマスクに付属のスパチュラは、カッサとしてもお使いいただけるよう、肌あたりがなめらかな丸みを出すために何度も試作を繰り返しました。右手でも左手でもすくいやすいように、スパチュラの両方にくぼみを掘るなど、細かいこだわりも。

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