次世代につなぐ
新しい価値への飽くなき挑戦
「未来を担う次世代の人たちが生きていく世界を想像しながら、その人たちのために新しい価値観や豊かな生き方を創り出していきたい」これが私のありたい姿です。私は、ポーラに新卒で入社して約20年近くが経ちますが、後世に残るモノや価値、文化を創り続けてきたポーラであれば実現できると思っています。このありたい姿を描いている背景として、キャリアの中で産育休取得という体験がありました。
今までよりもさらに強く未来に視点が向くようになり、未来に新しい価値を創造したいという想いが強くなったからです。
子育てはキャリアにとってマイナスと考える人もいるかもしれませんが、私にとっては、自身の視野を拡げ、様々なことに気づくきっかけになり、とてもプラスの期間になりました。ポーラでは女性の産育休取得後仕事に復帰する人がほぼ100%であったことや、男性社員も送り迎えのためのフレックス出退社をし、男女関係なく子育てとキャリアを両立していて、サポートしてくれる周りの社員の方々も大勢いたことが大きかったように感じています。そんな環境があったからこそ、自身の目指す姿を見つめ直すことができ、今まで以上に社会や市場の変化を察知し、新しい価値観や豊かな生き方を自分の子供も含む次世代に繋げ、創っていきたいと考えるようになりました。
既存の方法を変えて皆で創り上げた
“新コンセプトショップ”
現在私は、ブランドデザイン部 ショップ・VMD開発チームという主に店舗のデザインとVMDの包括的コントロールを行うチームのリーダーをしています。ブランドデザイン部は、商品のパッケージや店舗のデザインという観点からポーラのブランド価値向上を目指す部署で、他の部署と異なり、デザイナーも多く活躍しています。ポーラは独自価値でArtを掲げているため、商品のデザイン性にはかなりのこだわりを持ち、商品やブランドづくりに携わる部署を横断して多くの人とつながりながら仕事をしています。
今までのキャリアの中での大きな挑戦は、若年層をターゲットにした「ポーラ新コンセプトショップのデザイン開発」でした。もっとポーラブランドを知ってもらい、好きになってもらうためには、時代の変化やお客さまのニーズに合わせて変えていく必要がありました。そこで、これからもっと接点を増やしていきたい若年層をターゲットに、ポーラの新製品や世界観を気軽に体験できるショップの開発を行いました。新たな試みだったので、ショップがまとう空気感の作り方や製品の配置だけでなく、商業施設全体のイメージや、同フロア内の環境にマッチしながらもポーラらしさを出せるように見せ方を工夫し、実際の販売シーンを想定し、店舗設計にも力を入れました。このショップをきっかけに若年層のお客さまとさらに接点を持つことができ、前例踏襲ではない方法で、新たな価値を生み出せたと思います。
まだまだポーラでやりたいことだらけ、
これからも感性を磨き続けていきたい。
私は、ポーラでのキャリアの中で事業部やマーケティング部門などの経験を通じて、世の中に新たな価値を投じる際の企画力や世の中の情報にアンテナを張り続ける力を身に付けてきました。そして、上流から下流まで化粧品の一連の流れも学んできました。でも、20年経つ今でもまだまだポーラでやりたいことだらけです。なぜなら時代が変わればお客さまが期待するものや感じる価値も変わるからです。
たくさんあるやりたいことの中でまず私が挑戦したいことが、リーダーとしてチームメンバーの感性を大切にし、生かせる環境をつくっていくことです。個々のメンバーの得意なことや好きなことで発揮できるエネルギーは何よりも成果を生み出すものだと思います。だから私がやることは、チームビジョンを明確にし、メンバー1人ひとりに合わせた仕事を、信頼した上で全面的に任せていくことです。ポーラは、自身の感性を常に磨き続けることを大切にしている企業なので、個人としてもリーダーとしても感性を生かすことを大切にしていきたいと思います。これからもたくさんやりたいことがあるワクワク感を忘れずにキャリアを築き続け、チームメンバーとともに新しい価値を創造していきたいと思います。