1人ひとりとのつながりを大切に、
枠にとらわれない価値創造をしていく

ポーラの企業理念は「美と健康を願う人々および社会の永続的幸福の実現」です。永続的幸福とは、単なる一瞬のハッピーではなく、永久に持続するwell-beingとしての幸福です。これを探求するからこそ「私たちポーラはどんな社会を創っていきたいのか」を明確にしていく必要があります。

2029年、100周年を迎えるポーラのビジョンは「私と社会の可能性を信じられる、つながりであふれる社会」。これが、私たちポーラが創っていきたい社会であり、永続的幸福の基盤です。

1人ひとりとのつながりを大切に、枠にとらわれない価値創造をしていく

具体的に目指していくのは、今よりも自分自身の可能性を信じ、人の、社会の可能性をも信じることができる未来です。1人ひとりがもっと自分らしく社会とつながり、もっと生きることを楽しみ、豊かに、彩り溢れる瞬間を感じる未来を目指していきたいと考えます。社会と私たち・お客さまの可能性を信じてつながりを創っていきたいと思うのです。だからこそ、社員にも“ポーラ社員として“ではなく、“社会の一員として”どうしたいかを考えてほしいと思います。

ポーラは企業活動を通じてビジョンを実現するため、「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」を行動スローガンに掲げています。
Careには、創業の精神でもある「心づかい」で、人、社会、そして地球の可能性を拡張したいという想いを、Moreには、今までのやり方にとらわれず、より深くより多面的に「人をCareする」こと、そして、顧客や消費市場という範囲にとどまらず、より社会や世界へ向けた価値提供へ拡大していくという意味を込めています。

ポーラは化粧品メーカーですが、化粧品はひとつの手段にしかすぎません。化粧品の枠にとらわれない新価値創造を続けることで、お客さまやビジネスパートナー、地域社会の人々の人生を前向きに、もっと豊かなものにしていきたいと考えています。

ポーラの製品やビジネスパートナーであるビューティーディレクター、百貨店で働くビューティーコーディネーターによって、イキイキ輝く人を増やし、可能性を高め、「美」の提供から1人ひとりの「生き方」そのものまでにも影響力を発揮したいと思うのです。

1人ひとりの「~したい」を引き出し、つなげていくのが私の役割

1人ひとりの「~したい」を引き出し、
つなげていくのが私の役割

ポーラの社員には、役割や年齢に関係なく自分たちの個性を生かして様々なトライをしてほしいと思っています。そして私自身は、そういった社員1人ひとりの挑戦や想いを知り、理解している社長でありたいと考えています。

実際に、入社して1~3年目の若手社員が主体となって、地方の自治体や大学とのコラボレーションなどの産学官連携や、お客さまとの新たな接点を生み出すなど、全国各地で様々なトライを実施してくれています。

全社を巻き込んでのアイデアコンテストでは、年次、属性関係なくすべての社員がフラットにアイデアを出し合うムードが醸成され、有志メンバーでやりたいことに取り組むプロジェクトがいくつも発足しています。地方創生につながる具体的なプロジェクトも動きはじめ、活発化しています。中でもSDGsやダイバーシティなど、社会課題に対する提案が社員発信で起きていることも、とても頼もしく思います。

おもしろいことに、社員たちの言葉には「べき」より「したい」が先に出てくるのです。私はそれがポーラらしさであると思っているので、基本は「とにかくチャレンジしてみる」というスタイルを応援しています。また、オープンマインドであることも大切にしているため、社員のトライが社長である私の耳に入るように常にアンテナをはっています。

私の役割は、社員1人ひとりの小さな挑戦をより多く知り、共通の課題や想いをもった社員や組織同士をつなげて、更なる挑戦に変えていくこと、そしてスピーディーに新価値創造をしていくことだと考えています。これからも社員たちと今まで以上に緊密なコミュニケーションをとっていくことで、心の中に秘めている「~したい」を引き出し、社員の可能性を信じてシナジーを生み出していきたいと思います。

人の可能性を信じ、自身の意志や想いをもった人にきてほしい

人の可能性を信じ、
自身の意志や
想いをもった人に
きてほしい

ポーラは、社会やお客さまに対して実現したいことがある、新しい価値を創っていきたいという人(VALUE CREATOR)を待っています。そして、私自身も人の可能性を信じている人や自分の個性、意見をもっていて、常に自身を磨き続けている人と仕事がしたいと思っています。

今後もポーラが更なる進化を遂げていくためには、目まぐるしく変化する世の中において、私たち自身が変化を敏感にとらえ、変化のリーダーシップをとっていくことが求められます。

1人ひとりがもっと多様な個性を発揮し、つながりを大切にしながら自分で考え、やりたいことに向かっていくことが、新しい価値の創造や豊かな未来を創ると考えているからです。

私自身も全社員の集まるイベントにて、2年目の社員の「自分で考え、行動することが部署の皆の仕事の仕方を変えた」という発言に改めて気づかされ、共感しました。社会に対して成し遂げたいこと、自分の意見やアイデアをもっている人たちが自由に発信しあって、行動していく、そんな人で溢れたポーラにしたいと思います。

私は、仕事を通して、ビジネスパートナーが夢を叶えたり、可能性を拡げたりしていく姿やそのプロセスが見たい、そしてお客さまの可能性までをも拡げたいという想いからポーラに入社しました。入社当時の想いは社長になった今でも変わりはありません。
お客さまや社会に対して、共に新価値を創り出していける仲間を増やしていくことで、ポーラに関わるすべての人たちの可能性を引き出し、前向きに人生を歩んでいく人々の背中を押せるようなブランドでありたいと思います。