仲 友紀恵

細胞の声を聞く。肌の性格を知る。
楽しく、そして肌が愛おしくなる
ポーラの新肌分析。

ブランドクリエイティブ部
仲 友紀恵

入社以来、一貫して肌分析の企画開発を担当するその道のプロフェッショナル。「化粧品を取り巻くすべての体験を心ときめくものに」という信条を持ち、新肌分析では徹底して「楽しさ」を追求した。

肌の声のその先にある「細胞の声」を聞く新分析。

ポーラの肌分析は1989年に始まり今年で35年。リニューアルのたびに、その時代のポーラの最新研究と分析技術を搭載し、常に進化を遂げてきました。今回の新分析でも、新たに2つの分析項目が加わっています。

ひとつは、シワのできやすさをスコア化する「キメの流れ(シワリスク)」分析。実はこの分析、まだできてすらいないシワの予兆を捉えるもの。そのため、肌カメラでどの部分を撮影するのか?画像からどんな要素を抽出してどう評価するのか?など、技術開発はゼロからのスタートでした。そんな時、頼りになったのはポーラの長年のシワ研究の蓄積。まさに、ポーラだから実現できた分析だと自負しています。ちなみにこの新分析を加え、分析は21項目になりました。

2つ目は、肌の最小単位であり根本ともいえる細胞のはたらきを推測できるようになったこと。肌は表皮・真皮・皮下組織の三層から構成されますが、その三層を構成するそれぞれの細胞のはたらきをスコア化してお伝えします。本来細胞を観察するとなると、研究なら皮膚モデルをつくったり皮膚を切り取ったりと、大掛かりな作業になります。それを、独自技術「モーションスキャンテクノロジー」を使うことで、肌カメラと動画撮影から得た膨大な情報をたった3分で解析。肌の表面に表れる前の細胞レベルでの変化の兆しまでも捉えられるようになったのです。

画面の例(画像はイメージです)

分析と結果を楽しみ、自分の肌をまるごと愛おしむ。

ポーラの肌分析がテクノロジーにこだわり、これだけ多様な肌分析結果をお届けするのは、単に「肌にマニアックな会社だから」ではありません。その裏には「肌の強みや伸びしろも含めて一人ひとりの肌を深く知り、尊重し、そのうえでその人がなりたい肌を目指すサポートをする」というインクルーシブな発想が存在します。それをより実感していただくために今回は、分析結果を知ることで肌を愛おしく感じるようなコンテンツづくりに徹底的にこだわりました。
 
そのひとつが、分析結果画面を見た時に最初に目に入る「肌のタイプ」です。分析結果のスコア状況から今の肌の強みを「きよらか肌」「かがやき肌」「おおらか肌」など、まるで肌の性格チェックのように9つのタイプで表現しました。ちなみにあらゆる項目で強みが発揮されている人だけが見られる、奇跡の隠れキャラのようなタイプも設定しています。こうしてまずはタイプ=強みや伸びしろのある部分を知ったうえで、さまざまな分析結果を楽しみながら確認します。肌カメラで撮影した肌の画像をはじめ、普段見ることない倍率で肌を見たり、今のあなたの肌三層の状態をイラスト化した肌断面図で見られるのも楽しいです。この断面図、実は512通りもあるパーソナル度の高いイラストなんです。肌悩みにつながる要因の状態は、5段階のレーダーチャートで見られ、過去のデータや同年代との比較もできます。また、これらの情報は「肌ログme」というアプリで、ご自宅でゆっくり確認することも可能です。アプリ内にはかわいいキャラクターがいて、楽しく会話するうちに、自然にケアの方法や美容情報、再分析のタイミングなどがわかるようになっています。


肌の個性を知り、魅力を発揮するために。

肌と深く楽しく対話するように向き合うポーラの肌分析ですが、最近は肌との向き合い方も多様化し、「悩みを感じたら美容医療で解決」という方も多くなりました。ただ、以前調査をしたところ約半数の方が、自覚している肌悩みと肌分析の結果わかった「ここを優先的にケアすると良い」というポイントが、違っていることがわかったんです。思い込みの肌悩みをケアするよりも、まずは肌が何をしてほしいのか、その声に耳を傾けてみる。個人的にはそれこそが、肌の魅力を活かす近道なのかなと思います。
 
悩みをケアしたい方はもちろん、なんとなく自分の肌がわからない、ゆらいでいて捉えきれない…ともやもやしている方も。新しくなった肌分析には、健康診断の結果を見る時のような「評価が悪かったらどうしよう」という緊張感はありません。例えるなら、もっと自分の魅力を発揮するための、骨格チェックを受けるイメージです。自分の肌の性格やタイプを知ることで、良さを引き出し、伸びしろを伸ばし、肌をまるごと愛おしむ。そんな楽しい時間を、ぜひ新しくなった肌分析でご体験ください。


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