
その肌悩み、ストレスが原因?心と肌の関係とは
新年度がはじまり、自身や身の回りで環境の変化があった方も多いのではないでしょうか。そして新しい環境に慣れはじめるこの時期は、緊張の糸がゆるみ、疲れやストレスを感じやすくなるタイミングでもあります。そんな時、ふと鏡を見ると「なんだか肌の調子が悪いかも……」と感じてしまうかも。その肌の不調や揺らぎは、もしかすると心身の疲労やストレスが影響している可能性があります。

その肌荒れ、ストレスかも?心身疲労がもたらす肌悩み
いつものスキンケアをしているはずなのに、肌荒れや肌の不調を感じる場合、ストレスが原因になっている可能性が考えられます。
肉体的・精神的な疲労は、自律神経のバランスを乱します。自律神経には、活動状態にする「交感神経」と、リラックス状態にする「副交感神経」があり、この2つがバランスをとって存在しています。スイッチのオン・オフをイメージするとわかりやすいかもしれません。
しかし、疲労やストレスなどが蓄積するとそのバランスが崩れ、交感神経が優位な状態に。つまり、常に気が張り詰めて活動モードのままになってしまうというわけです。
その結果、自律神経に加えてホルモンバランスも乱れ、肌荒れや大人ニキビなどの吹き出物、乾燥肌などの肌悩みや肌トラブルが起きやすくなります。この他にも、毛穴の開きや黒ずみ、くすみ、肌のハリ・ツヤが失われたり、キメが乱れたり……と、さまざまな肌悩みが目立つようになります。
また、ストレスは肌老化を進める原因にもなるので、シミやシワなどが目立ちやすくなるという問題も引き起こします。
肌に悪影響をおよぼす「コルチゾール」とは
ストレスは美肌を妨げるというお話をしてきましたが、その要因となるのが「コルチゾール」です。
コルチゾールの性質
コルチゾールは、副腎皮質でつくられるホルモンの一種。別名「ストレスホルモン」とも呼ばれており、血液によって全身に運ばれ、運ばれた場所でストレッサー(ストレス反応を起こす外部環境からの刺激)から「まもる」働きを推進します。そして、役目を果たすとすみやかに代謝されます。
コルチゾールによる肌への影響
仕事の疲れ、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなど、心身にストレスを受けると血液中のコルチゾールが一時的に増加します。例えば睡眠不足だと約1.4倍に!

コルチゾールが発生すると、産生・修復など肌本来の働きができなくなることがわかっています。表皮細胞や繊維芽細胞に作用し、肌の赤みやごわつきが起こりやすくなったり、うるおいを生み出す力を低下させてしまうのです。
コルチゾールの影響は年代によって異なる
コルチゾールの影響は年代によっても異なり、とくに30代女性の細胞はコルチゾールの影響を受けやすいことがわかっています。つまり、コルチゾールに対して鋭敏に反応してしまうということは、言い換えると「ストレスの影響が肌に出やすい」ということでもあります。

肌に刺激を与えにくいポーラのおすすめスキンケア方法
今回は、ポーラがおすすめするスキンケア方法をご紹介します。以下のポイントを参考に、肌に刺激を与えにくい洗顔を実践してみてはいかがでしょうか。
<Step1>クレンジング

クレンジング料は適量を使用することが大切。もったいないからと少量で行うと、摩擦で肌に刺激を与えてしまいます。また、クレンジング料自体も肌への刺激が強くないものを選ぶといいでしょう。
そしてクレンジングの前には手を洗い、清潔な手でメークを落とすようにしましょう。
<Step2>洗顔
33℃のぬるま湯でやさしくすすぎます。洗顔後は、タオルをやさしく肌に当て、押し当てるようにして水分を拭き取ります。ゴシゴシと顔をこすって拭き取るのはNGです。
<Step3>保湿

洗顔後は、すぐに化粧水や乳液、美容液などで保湿を。スキンケアアイテムは肌の調子や気分に合わせて選ぶと良いですが、リラックスタイムには香りのあるスキンケアアイテムもおすすめです。
化粧水、乳液、美容液でケアする時のポイント
手のひらで顔を覆うようにしながら、やさしいタッチでスキンケアを行います。その際、肌に刺激を与えないようこすったり、たたいたりしないように気をつけましょう。
また、肌につける前に手のひらで擦り合わせるのもポイント。温もりで肌を密閉するようにやさしく包み込みましょう。
肌のお手入れは毎日のこと。肌に刺激を与えずやさしくケアしたいですよね。ぜひ、今回ご紹介した「ポーラのおすすめスキンケア方法」を試してみてください。