
春の肌とからだ
ワクワクする春。
だけど肌は、不安定でゆらぎがち。
新生活の始まりや気候の変化で環境ががらりと変わることも多い春ですが、その分ストレスが溜まりやすく、GW明けには5月病に陥ることも。ストレスや自律神経の乱れは、からだへの負担はもちろん肌にも影響を与えます。特に春の肌は、気温の上昇で皮脂は多くなり始めますが、まだ乾燥することも多く、ゆらぎやすい傾向があります。さらに、紫外線や近赤外線の増加や、花粉やPM2.5、黄砂といったマイクロダスト®の増加も肌がゆらぐ要因です。

マイクロダスト®が多い春は
肌ゆらぎを感じる人が増加。
ゆらいだ肌は角層が乱れ、
バリア機能が低下。
角層のバリア機能が低下した肌は肌内部のうるおいがどんどん蒸散し、さらに紫外線やマイクロダスト®などの外部刺激を受けやすい状態に。特に花粉症の人は、かゆみでついこすってしまったり頻繁に鼻をかんだりする物理的刺激でも肌がアレてしまいます。
春の肌とからだに影響するもの

ストレスの蓄積も肌ゆらぎの要因に。

新生活のスタートで生活環境が変わりやすい春は、ストレスが溜まりやすい時期。ストレスを感じている方の肌細胞は、面積が小さい傾向になり、敏感な状態になりやすいことが分かっています。この時期は特に生活習慣にもご注意を。
ストレスや睡眠不足の人は、約2.3倍も、
敏感・高敏感に傾きやすい状態。

長期間のマスク着用で、肌トラブルが増加!?

花粉などのマイクロダスト®が多い春、マスクは必須アイテムです。コロナ禍でもはや日常となったマスク生活ですが、ポーラの調査では、長期間のマスク生活により、約8割の人が肌アレなどの不調やトラブルを感じていることが明らかに。不調の内容はニキビや吹き出物が最も多く、マスクの摩擦による肌アレなども要注意です。
Advice1
まずは基本のお手入れで。
毎日使うローションから見直しを。

肌がゆらぎがちな時は、ベーシックアイテムの充実を。まずは毎日欠かさず使用するローションから見直してみましょう。肌悩みに合わせて機能で選ぶのはもちろん、テクスチャーも重要なポイントです。ケアする時は、手のひらをこすってあたためてから、肌をやさしくいたわるように包み込み、うるおいを高めるようなイメージで。
Advice2
角層の保護力を高めるおすすめ食材
「α-リノレン酸」に注目。

肌が敏感でピリピリする時は、なるべく刺激を避けられるようにからだの中からのケアもおすすめです。おすすめの栄養素は角層の保護力を高める働きをもつ「α-リノレン酸」。クルミやチアシード、しそ油(エゴマ油)、サンマなどの青魚に多く含まれるので、毎日の食事にとり入れてみては。
Advice3
ストレス解消にも。
頭皮ほぐしで疲れをリセット。

ストレスや疲れが溜まると、側頭部が固くこわばりがち。一日の終わりに、ゆっくりと湯船に浸かりながら頭皮をやさしくもみほぐすようにマッサージするとリラックスに効果的です。好きな香りの入浴剤などを使うのもおすすめです。