
睡眠
睡眠不足は、「くすみ」「乾燥」「ツヤのなさ」を引き起こします。
睡眠中、からだの中では細胞の新代謝を促す成長ホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンの分泌のピークである入眠後3~4時間に、深く、質の高い睡眠を取ることが、肌の再生を促進するため、結果として美肌につながります。
当然、睡眠不足は美容の大敵 。
一過性のストレスとして心身の疲労感が増すだけでなく、ホルモンや自律神経の働きを乱して、さまざまなトラブルを引き起こす原因にもなります。
睡眠不足が続くと、自立神経のリズムやバランスが
乱れがちになり、手足の冷え、肌のくすみが
目立ったりします。


睡眠時間が短いと肌のバリア機能が低下し、
うるおいが逃げやすい状態に。

睡眠時間の差は、肌の状態も左右しています。

睡眠時間による肌の自覚の変化を調べたところ、睡眠時間が短いと「つやがない」「くすむ」「乾く」「ざらつく」などの悪影響があることがわかりました。

睡眠不足だと、ストレスの指標と言われるコルチゾール量1.4倍に!

朝すっきりと起きられない人ほど、
肌の水分量が低下。
眠りが充実していないと
からだにも悪影響が。

睡眠時間によるからだの自覚の変化でも、さまざまな不調が睡眠時間と関わっていることがわかっています。
Advice1
ぬるめのお風呂で、ゆっくりと。
就寝2時間前くらいまでがおすすめです。

人は体温が下がる時に眠くなる傾向があるので、まずは38~40度程度のぬるめのお風呂でからだを温めるのがおすすめです。眠る2時間くらいまでにお風呂に入るのがいいでしょう。また、室温は26~28度程度に保ちましょう。
入浴中の頭皮ケアもおすすめ。
5ステップでスッキリ!
1日の表情疲れをほぐす目もとリラックスも、ぜひ。
ベッドの中でも簡単です。
Advice2
日光をしっかりと浴びましょう。
軽い運動も効果的。

テレワークが多くなり、睡眠時間は以前より長くとれている傾向がありますが、なかなかスムーズに寝付けなかったり、日中に急な眠気に襲われる人が増えています。これは、運動不足や起床時間が遅くなり夜型になること、また、生活にメリハリがなくなっていることが要因です。しっかりと体内時計を整えましょう。
寝起きのスマホやコーヒーは、窓際で。
明るい光で、脳の体内時計が新しくスタートします。
室内でも、窓際であれば十分な光が届くので、寝起きのスマホチェックやコーヒータイムは窓際を定位置にするのがおすすめです。光を浴びるタイミングは、目覚めた直後が一番効果的です。
速足の散歩や、軽いランニングを続けましょう。
快眠のための運動は、「軽めに」が鉄則。
特に夕方の運動は効果的です。運動習慣のある人には不眠が少ないといわれています。
うたた寝は、15時までに、短い時間で。
日中にぐっすり寝てしまうと、快眠のための睡眠物質が使われてしまいます。うたた寝や昼寝は15時までに、10分程度がおすすめです。上手に仮眠をとることは、やる気や認知力がアップするといわれています。
夜の帰宅中の電車の中や、夕食後にぐっすりうたた寝してしまうと快眠が妨げられてしまいます。
Advice3
快眠を意識して
朝食習慣を見直しましょう。
ぐっすり眠るための準備は、実は朝から始まっています。睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンをしっかりと分泌するために、日中のうちに、そのメラトニンの分泌に必要なセロトニンを作ることが大切です。
このセロトニンを増やすためには、軽い運動や、しっかりと日光に浴びることがコツですが、実はトリプトファンという栄養素をたっぷりと朝食で摂ることも効果的。大豆製品や乳製品、卵などに多く含まれます。ビタミンB6も必要なので肉類などのたんぱく質もしっかり食べましょう。
眠りの質をアップする朝食習慣を始めてみませんか?
豚汁&サラダが、手軽でおすすめ!
良質な睡眠に向けての朝食のおすすめは、豚汁。味噌は発酵食品なので免疫力も上がりやすく、からだもあたたまります。ビタミンやたんぱく質を多く含む根菜類と合わせるとより効果的。
卵料理を、その日の気分で「いただきます」
目玉焼きやゆで卵、スクランブルエッグや卵かけご飯などいろいろな食べ方で朝食を彩る卵料理もGOODです。
バナナヨーグルトや、チーズトーストでおしゃれに。
身近な簡単レシピにも、快眠に役立つレシピがたくさんあります。たとえばバナナヨーグルトや、チーズトーストなどをカフェ風に楽しんでみては?