サイエンス
ポーラが発見した、シワの発生メカニズム
ポーラは、シワの発生メカニズムの解明に挑んでいます。そもそも、シワはどうやって生まれるのか。
好中球エラスターゼによる真皮成分の分解が一因であることを突き止めた2017年。
それ以降も、継続してシワと向き合い続けています。
シワができるメカニズム
肌本来の⼒でシワを改善する。
日本でひとつのシワ改善メカニズム※。
シワは、紫外線や表情圧※などの小さな炎症を繰り返して起きていました。
それが、なぜシワにつながるのか。
そのメカニズムを、ポーラは日本で初めて発見しました。
「好中球」と呼ばれる白血球の一種が紫外線などの小さな炎症をキズと勘違いする。
そして、「好中球エラスターゼ」を過剰放出して、コラーゲンなどの真皮成分を分解していました。
それが、シワの原因のひとつだったのです。
その抑制こそが、シワを改善する鍵でもありました。ポーラ独自開発の医薬部外品有効成分「ニールワン※」が真皮成分の分解&生成のバランスを整え、肌本来の力によるシワを改善します。
「真皮成分の分解を抑制する」シワ改善メカニズム
真皮性のシワの主な原因は、コラーゲンなどの真皮成分の過剰な分解。ニールワンが好中球エラスターゼの働きを抑え、真皮成分の過剰な分解を抑制します。
ポーラが日本で初めて発見したシワの一因「好中球エラスターゼ」
好中球とは
免疫を担う白血球の一種。血液中に存在し、ウイルスの侵入部分やキズなどダメージを受けた部分に集まります。
好中球エラスターゼとは
白血球の一種である好中球が分泌する酵素で、キズでダメージを受けた組織を分解します。
シワの部位では、紫外線や、表情により皮フにかかる圧力で微弱な炎症が生じているため、それをキズと勘違いした好中球が集まり、コラーゲンやエラスチンなどの真皮の構成成分を分解して、シワができてしまいます。
シワの一因「好中球エラスターゼ」は全顔に存在していた
ポーラは、シワの一因「好中球エラスターゼ」が顔の様々な部位に存在していたことに新たに着目。
長年、紫外線を浴びた顔全体に好中球エラスターゼが増え、徐々に真皮が分解。散在シワ※の原因になっていると考えられます。
紫外線の当たりにくいお尻などの皮フでは、蛍光緑色で表される好中球エラスターゼがほとんど認められません。一方、紫外線が当たりやすい頬などの皮フでは、シワを想起しづらい部分にもかかわらず、好中球エラスターゼが多数認められます。
目尻や額などの目立つシワの部分より少ないものの、紫外線が当たりやすいため、好中球エラスターゼが多く存在していることが示唆されます。
(ポーラ化成工業 研究所調べ)
シワ改善有効成分「ニールワン®※1」のシワ改善メカニズム
ニールワン®は、シワの一因である、コラーゲンを分解する好中球エラスターゼの働きを抑え、真皮のコラーゲン線維をキレイに整えることでハリ弾力を高め、シワを改善します。
- シワ改善メカニズム:好中球エラスターゼの活性阻害により、真皮の分解&生成のバランスを整えるシワ改善メカニズム。
- 表情圧:表情の動きによって肌にかかる力。
- 散在シワ:顔全体に散在するシワのこと。
- ニールワン:三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na
- 日本で初めて:2016年7月にシワを改善する医薬部外品有効成分として初承認。