シワ
シワとは
シワ、特に真皮性のシワは、紫外線や表情圧※がきっかけとなり、肌の真皮を支えるコラーゲンの束を分解してしまう「好中球エラスターゼ」が増加するのが要因です。また、加齢によってコラーゲンを生み出す力が衰えてしまうことで、深いシワを定着させてしまいます。
- 表情の動きによって肌にかかる力
シワの一因となる「好中球エラスターゼ」って??
本来、からだを守るために働く「好中球」という白血球の一種から出される物質です。紫外線や表情圧による炎症を「傷」と勘違いし、放出され、コラーゲンなどの弾力を保つ真皮成分を分解してしまうことがわかっています。
スキンケア・メーク・ライフスタイル3つの観点からポーラがアドバイスを提案します。
シワができるメカニズム。
動画で詳しく。シワができるメカニズム。
スキンケアのアドバイス
1.シワの2大原因の一つは太陽光。
特にUV-Aと近赤外線に要注意です!
紫外線量
「好中球エラスターゼ」を増加させてしまうのが太陽光による肌への刺激です。曇りの日も、家の中でも、太陽光リスクは実はゼロではありません。油断せずに、1年を通じて太陽光ケアを実施しましょう。
※左図は年間の紫外線量
また紫外線UV-Aは、ガラス窓をなんと「85%」も透過してしまうことがわかっています。さらに肌の深い部分にまで影響を与える近赤外線にも要注意です。
日ヤケ止めの塗りモレ・塗りムラを防ぐテクニック
メークのアドバイス
1.目もとのシワをキレイにカバーするベースメークテクニック
気になる部分には、指でシワの溝を広げるようにしてファンデーションを薄くのばしましょう。乾燥はシワの大敵なので、ファンデーションはしっとりとしたクリームタイプやリキッドタイプを選ぶのがおすすめです。
人さし指と中指でシワ部分をのばし、シワに対していろいろな方向から埋め込むようになじませます。
2.シワを目立たせないポイントメーク
メークのポイントを他の部分におけば、シワから視線を外すことができます。特にリップやアイラインがおすすめです。
口もとに鮮やかなカラーとツヤをONして視線を集めて。リップグロスとリップカラーを併用するのがおすすめ。
アイラインを引くとまなざしが強くなるので、シワが気にならなくなります。
ライフスタイルのアドバイス
1.パソコンやスマホの長時間の使用は、眉間のシワにつながるので注意が必要です。
パソコンやスマホを見る時間はどんどん増えるばかり。じっと画面を見たり、目を細めたりすることで表情圧がかかりやすくなっています。特に眉間に力が入りがちなので、パソコンやスマホの見過ぎには注意しましょう。
2.おすすめの栄養素と食材を積極的に摂りましょう。
コラーゲン・ヒアルロン酸
真皮や表皮の成分をつくる
ビタミンC
コラーゲンの生成を助け、抗酸化作用に優れる
もっとわかるシワのこと①
シワのできやすいライフスタイルとは?あなたは何個あてはまりますか?
□ 紫外線を浴びる機会が多い
□ パソコンやスマートフォンを長時間使用している
□ 口もとのシワにファンデーションがたまる
□ 笑った時に目尻にシワが浮かぶ
□ 無意識に眉間にシワを寄せている時がある
□ たくさん笑った後、普段は気にならないシワが残る
□ 目もとや口もとに肌の硬さやゴワつきを感じる
あてはまる項目が多いほどシワリスクは上昇。
一つでもあてはまったら生活習慣の見直しを。
「年代ー1=シワゾーン数」(ex.30代なら、3ー1=2ゾーン)が対策すべきシワゾーンの目安です。
もっとわかるシワのこと②
顔立ちから、できやすいシワを予測!
ポーラは、顔立ちからできやすいシワを予測。たとえば目が大きく面長の人は、目の周りにシワができやすい傾向があります。それは、顔立ちによって表情圧がかかりやすい場所があるためです。傾向として狭い部分にシワができやすいと考えられます。あなたの顔はどのタイプでしょう?