幸せにつながる美容ルーティン5か条

「美容は幸福に貢献できるのか」

今回、美容習慣・ルーティンと幸福度の関係性を調査したところ、男女共に美容ルーティンがある人は、ない人に比べて幸福度が高いこと、ルーティンの取り組み方に特徴があることが判明。このことから、幸せにつながる「美容ルーティン5か条」を導き出しました。

幸せにつながる「美容ルーティン5か条」

  1. 「なりたくない状態」よりも「なりたい状態」を意識する
  2. 結果よりもプロセスを重視する
  3. 自分に合った、続けられる簡単なルーティンをたくさんもつ
  4. 手のぬくもりを感じる
  5. ルーティンを通じて自分の状態・気持ちに気づく

1.「なりたくない状態」よりも「なりたい状態」を意識する

2.結果よりもプロセスを重視する

今回の定量、定性調査で、幸福度が高い層は男女ともにセルフケア意識に関するスコアが高く、心身の負担を除く・避ける行動をとっていること、「やり続ける」過程自体を重視し、
必ずしも目標達成にはこだわっていないことがわかりました。
ルーティンの直接的な目的以上に「自分で決めたことを日々続けている」こと自体に価値を感じ、その満足感を得ることが次へのモチベーションに繋がっており、
いつも通りできなかった場合には、「時間や回数を減らして行う」「翌日に調整」等、柔軟に調整することで満足をキープしていました。

一方で幸福度が低い層は過程に対する意識が薄く、結果を重視、ルーティンの直接的な目的を意識している傾向があり、ルーティンがいつも通り出来ないことには不安、罪悪感を感じるため、ストイックに続け、理想通り出来ないことにストレスを感じる傾向がありました。このことから、結果よりプロセスを重視することが、幸福度につながっていると考えられます。

3.自分に合った、続けられる簡単なルーティンをたくさんもつ

グラフの通り、日頃から実施しているルーティンの数が多いと幸福度のスコアが上がっています。
ルーティン化できた、という小さな成功体験の積み重ねが幸福度の一つのポイントになることが示唆されます。

4.手のぬくもりを感じる

下記は今回の定量調査における、女性の幸福度スコア別スキンケアルーティンの実施度のグラフです。
幸福度スコアが高くなればなるほど、 「自分でフェイスマッサージをする」「ローションを丁寧に手でつける」など、手で肌に触れる時間が長いスキンケアルーティンを実施していることがわかります。

このことから、手で肌に触れるルーティンが多いことが幸福度に寄与している可能性が考えられます。

5.ルーティンを通じて自分の状態・気持ちに気づく

グラフの通り、特に女性の幸福度が高い層において、他層と比較してスキンケアをする際に感じる感情の平均個数※が多く、スキンケアに多様な情緒的価値を見出していることがわかりました。 男女共に、幸福度が高い層は低い層よりもスキンケアから感じる情緒が多くなっていることが考えられます。

  • 「スキンケアを行うとどんな気持ちに なりますか?」という質問に対し、32個の 選択肢から選んだ「気分がよくなる」 「嬉しい」などの感情に関する回答の平均個数