くすみとは?
くすみとは、生活習慣、加齢、紫外線などの影響で「汚れや古い角層が残る」「角層の乱れ」「キメの乱れ」などが起こり、肌色が暗くなることをいいます。
くすみのケアをするには?
くすみは以下のチェックにあるようなさまざまな要素が絡み合って起こります。

角層を整えるアイテムを使って、うるおい補給。
ローションでうるおいを与え、ミルク、クリームで保護しながら角層やキメを整えます。
紫外線に要注意!
1年を通して紫外線ケアを。
紫外線は肌に刺激を与え角層やキメを乱すなどの原因になります。1年を通して紫外線カットを心がけましょう。日ヤケ止めは、美白※1有効成分配合や日中のエイジングケア※2を考えて美容成分※3を配合したものがおすすめ。額、両頬、鼻の5点に置き、ムラなく丁寧になじませて。※1 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
※2 年齢に応じた化粧品等によるお手入れ
※3 保湿成分
丁寧な洗顔で余分な角層をオフ。
肌表面に余分な角層などが残っているとくすみの原因に。朝晩の洗顔でやさしいタッチで洗い落としましょう。スペシャルケアとして、より丁寧に汚れを落とすマスク洗顔などをプラスしても。

ファンデーションはツヤ感&透明感仕上がりのものをセレクト。
ツヤ感を与えるもの、透明感のある仕上がりを目指すものを選びましょう。くすみを隠そうと肌より明るい色を選んだり厚塗りしたりすると、白浮きして老けた印象になるのでNG。肌に合ったナチュラルなものか、少しピンク寄りを選ぶと健康的な印象に。
パープル系の下地などで
肌色をトーンアップ※。
くすみをカバーしたい時は、ファンデーションを厚塗りするのではなく、下地やコントロールカラーなどで調整しましょう。
ブライトアップ効果のあるものや、透明感※を与えるソフトなパープル、ピンク系がおすすめです。※メーク効果による
フェイスカラーとハイライトを使ってイキイキとした印象に。
仕上げにフェイスカラーとハイライトを使って血色感をプラスしましょう。フェイスカラーはまぶたの上、鼻の下にもごく少量のせると、より血色感のあるイキイキとした印象に仕上がります。

おすすめの栄養素と食材、食べ方で
からだの中からケア。
血行を促進し、からだをあたためる食材を摂りましょう。
下にある食材以外でも、からだをあたためる食材はいろいろあります。見分け方のコツは「色」と「産地」。「色」は、赤・黒・橙色のもの、例えば赤ワイン、黒糖、シナモンなど。「産地」は寒い土地で採れるもの、例えば、あんず、鮭、エビなど。目安として覚えておくと食材選びに役立ちます。
気圧が低くなると肌がくすむことも。ライフスタイルの見直しをしてみましょう。
気圧が低くなると自律神経が乱れ、肌色が暗くなる可能性があります。規則正しい生活とリラックスできる時間をつくることで自律神経を整える工夫をしましょう。
自律神経とは
自律神経は、消化や呼吸など生命活動を24時間コントロールしています。昼間の活動時に働く交感神経と夜のリラックス時に働く副交感神経が、バランス良く働くことが重要です。しかし、不規則な生活やストレス、低気圧の影響などでバランスを崩すことがあり、体調や心だけでなく肌へも影響を及ぼします。
自律神経を整えるためにできること
おふろでゆったり
40℃以下のぬるめのお湯に、5分間→休憩→8分間→休憩→3分間→休憩の順で分割浴してリラックス。
余裕がない日はぬるめのお湯にゆったり浸かるだけでもOKです。
手軽にハンドケア
手のひらの真ん中を反対の手の親指で10回程度軽く押します。
生活リズムを整える
寝る直前にスマホなどの強い光を見ない、朝起きたら太陽の光を浴びるなど、小さなことから始めてみましょう。
香りを楽しむ
好きな香りでリラックス気分を。特別なものを用意しなくても、毎日使う化粧品で香りを楽しむのもOKです。
めぐりをよくする
運動やストレッチを。
血行を促進するために、適度な運動や簡単なストレッチなども取り入れましょう。

くすんだ肌の中には、以下のような要因と
状態が見られます。
角層の乱れ紫外線などによる乾燥ダメージを受けると、角層(角層細胞と細胞間脂質の並び方)が乱れ、光が規則的に反射せず、肌がくすんで見えます。
汚れや不要な古い角層
肌の上に汚れや不要な古い角層が溜まっていると肌が暗く見えます。
キメの乱れ
うるおい低下すると、キメが乱れて肌に影が出てきます。

日本気象協会とポーラの共同研究で、現地気圧が低いと肌が暗く見えがちになる傾向があることがわかっています。また、ポーラの肌のビッグデータから気圧の影響を特に受けやすい県もわかりました。ただしこの県以外も無関係ではなく、体質的に気圧の影響を受けやすい人もいるので注意しましょう。