ポーラ セカンド ストーリー
美容は、毎日の睡眠や食事、生活すべてで自分の「肌・こころ・からだ」をいつくしむこととポーラは考えています。
スキンケアだけでない、ポーラとの第2の物語をはじめませんか。
未来を考える6月5日

6月5日が何の日か、ご存じでしょうか。実は、世界環境デーなのだそうです。
そして、この世界環境デーを含む6月は「環境月間」となり、環境保全の重要性を改めて認識するための行事が全国各地で行われています。自分が住んでいる地域でも、どんな取り組みが行われているのか、ちょっと気になりますね。
ポーラでも環境に配慮したサービスをテーマに掲げ、リフィル販売やWEBパンフレットの導入など、【お客様の嬉しい】と【地球に優しい】の両立を目指して活動しています。
それだけでなく、目に見えない部分でも環境に配慮した取り組みを進めています。
ポーラ流通センタースタッフインタビュー
人を想う気持ちから生まれたリサイクル絵の具
今回は私たちポーラの商品を全国のショップに届けている流通センターのTさん、Kさん、Fさんに、環境への配慮を大切にした様々な取り組みについてインタビュー。その模様を通して、流通センターの活動についてご紹介します
EC事業部
流通センターでは「メーク品を絵の具に再利用する活動」をされているとお聞きしました。活動のきっかけや経緯をお聞かせいただけますか。

流通センター Kさん
きっかけは製品が大量に捨てられている状況に衝撃を受けたことです。
毎月1回の廃棄業務の中でたくさんの製品をショベルカーで潰している場面を目の当たりにし、ポーラに関わる人があの光景を見たら本当にショックを受けるだろうと心が痛みました。

自分の周りの人に悲しい思いをさせたくない。そんな思いで廃棄品をリサイクルできる方法を模索する中で、メーク品を溶かして絵の具にする液体を開発している会社に出会いました。
同社の社長が元化粧品の研究員の方で、私たちと同じように化粧品の廃棄に悩んでいたという共通点があることもわかり、この技術で廃棄されてしまうメーク品も再利用できるのではと考えお声掛けさせていただきました。
EC事業部
完成した絵の具はどんなものでしょうか?また絵具を使ってどんな活動が行われたのでしょうか?

流通Tさん
こちらがその絵の具「SminkArt(スミンクアート)」です。
メーク品でできた粉を、水で溶かすとチューブ1本分程度の絵の具になります。
様々な色にもできますし、面白いのが同じ青でもメーク品のラメや美容成分によって、色合いが微妙に異なるといった個性が出るんです。安全性にも配慮されていて、小さなお子さんにもお使いいただけます。
またこのSminkArtを使って手形アーティストの小池丸先生監修のもと流通部門のスタッフ全員参加で手形を押し、大きな龍の絵を制作するイベントを開催しました。
再利用からイベントまで関わる機会を作れたことで現場に一体感が生まれたことは本当に良かったと思います。
また店舗に製品を配送する際にSminkArtを使って描いたポストカードを同梱、カードにはアンケートをつけて販売スタッフに回答してもらい、コミュニケーションの一環として活用しました
毎日の配送をもっとサステナブルに
EC事業部
そのほか流通センターでサステナビリティ活動として取り組まれていることはありますか?

流通センターFさん
1つ目は様々な商品のサイズに適用できる、より小型の段ボールを新たに導入しました。これを使用する事で、過剰な梱包を減らしたいという目的があります。緩衝材も多く使わずに済むため、年間0.7t以上のCO2も削減でき、少量出荷時のダンボールなどの資材費を半分程度にできました。

2つ目は緩衝材自体も見直しました。「ボタニカルインキ*」で印字したものを使用することで燃やした際にCO2排出量を削減できるため、環境に配慮した発送ができます。これにより年間で約1.0t、杉の木に換算して約68本分のCO2を削減することができました。

3つ目は昨年、流通センターのスタッフ向けに私たちの自身の環境活動を紹介する場を設けました。自分たちの普段の業務が環境改善に貢献していると知ってもらうことで、スタッフ自ら「ゴミを減らしていこう」といった意識の高まりが見られました。
サステナビリティの、その先へ
EC事業部
これから流通センターの業務の中で実現していきたいことはありますか?
流通センター
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- Kさん
- 廃棄における焼却を減らすことに取り組み、さらにCO2の排出量を削減したいと考えています。今はそのための方法を模索しています。
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- Fさん
- 1度使って終わりの段ボールではなく、再利用可能な折り畳み式プラスチック制の箱(折りコン)使用への切り替えを進めて資材の使用量を削減したいです。導入には回収方法を確立する必要があり、そこが今の課題です。
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- Tさん
- 目標はポーラをサステナビリティ活動のリーディングカンパニーに。
元々は食事の際に紙皿を使うことに抵抗が無いほどでしたが、流通センターで働く中で意識が大きく変わりました。流通センターの中だけでなく、これからは他部署と協力して活動していきたいです。

失われるものを、美しさに変えていく。
今まで手放してきた価値をとらえ直す、新たな希望の形 “From Loss To Beauty”
肌だけでなく、人や地域や環境にまで関わることはできないか。そんな想いから生まれたプロジェクト。

- あとがき
- 世界環境デーと聞くと、ふと、自分にできることはないだろうかと考えます。たとえば、マイバッグを持ち歩くこと、食品ロスを減らすために必要な分だけを選ぶこと…こうした日々の小さな積み重ねが、ふとした瞬間に大きな意味を持つことに気づきます。環境を大切にすることは、決して大きな行動だけではなく、少しの心掛けでできること。日常の中で、自然にそうした行動ができることが、なんとも誇らしく感じます。環境月間が来たら、普段は見過ごしがちなその小さな選択に目を向けてみるのも、また一つの楽しみかもしれません。
- ボタニカルインキ:固形分皮膜中に10%以上の再生可能な植物由来成分を使用した紫外線硬化型のUVインキ
これまでのPOLA SECOND STORY
ポーラオーダーデスク
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