ご挨拶
人類の誕生とともに始まったといわれるほど、長い歴史を持つ「化粧」。
それは美しさを求める私たち人間の本能を満たすものとして、あるいは性別や、身分、階層、属性、年齢といった社会的位置づけを示すものとしての「文化」の一つでもあります。
そして、時代が進むにつれ身だしなみや自己表現として不可欠となった化粧は、今日、社会と密接に関わり合いながら人と自分の心をつなぐ、深い意味を持つものとなりました。
ポーラの創業者・鈴木忍は「最上のものをお一人おひとりにあったお手入れとともに直接お手渡ししたい」と語りました。
ポーラは創業以来、この志を貫き、今後もそうあり続けたいと考えています。
高度に発達した物質文明社会だからこそ、精神的にも文化的にも「きれい」で「満たされた」日々を送るために大きな役割を担う化粧。
それに関わる仕事をしていることに、私たちは大きな喜びを感じます。
さらにはポーラ美術館をはじめ、ポーラ美術振興財団、ポーラ伝統文化振興財団などの文化芸術支援を通して、美しく豊かな社会づくりをサポートできることにも同様の喜びを感じています。
そして私たちポーラは、美しくありたいと願うすべての方々から、愛され選ばれ続けるブランドであるために、これまで80年以上に渡って大切に継承してきた価値を、「Science.Art.Love.」として再定義しました。その一つひとつを未来に向けて進化させ、磨きあげ、お客さまに向けて社会に向けて発信していきたいと思っています。
私たちポーラと接し、ポーラに触れることで、美しさはもちろん、心までも満たされる「感動」という特別でパーソナルな体験をしていただきたい。
そしてたくさんの感動の共有を通じて、さらに美しく豊かな社会づくりに貢献できる企業でありたい。その実現のために、日々努力してまいります。
新たなステージにむかうポーラを、今後ともご支援くださいますよう、お願い申し上げます。
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス 代表取締役会長
株式会社ポーラ 会長
株式会社ポーラ 代表取締役社長