
肌は住む環境によって異なりますが、季節の変動によっても変化を見せます。2012年10月〜2013年9月にかけて行なわれた今回の美肌県グランプリを、四季で分けて分析しました。
春のランキング
- 対象期間
- 2013年3月〜5月
- 1位 高知県
- 2位 宮城県
- 3位 島根県
- 4位 石川県
- 5位 富山県
- 1位の秘訣
- 春は東・西日本を中心に気温(※1)が高く、水蒸気密度(※2)も冬から春へと高まったことで、乾燥していた肌がうるおいを保ちやすい環境となりました。このような環境の中で、「角層細胞が整っている」「肌がうるおっている」「ニキビができにくい」で全国1位、「シワができにくい」が全国3位となった高知県が、春の総合1位となりました。
高知県の方は、生活習慣・体調アンケート(※3)より、「食生活」や「睡眠」において良好な習慣を保たれている方が多く、体調面でも「冷え」など血行不良が原因となる項目を感じている方が少ない傾向にあり、美肌を生み出しやすい生活を送れていると考えます。
夏のランキング
- 対象期間
- 2013年6月〜8月
- 1位 島根県
- 2位 高知県
- 3位 石川県
- 4位 富山県
- 5位 宮城県
- 1位の秘訣
- 夏は全国的に酷暑となり、肌が紫外線の影響を受けやすい気象条件でした。また、日本海側では降水量(※4)が多く、比較的うるおいを保ちやすい環境となりました。このような環境の中で、「角層細胞が整っている」「肌がうるおっている」「シワができにくい」で全国2位となった島根県が、夏の総合1位となりました。
島根県の方は生活習慣・体調アンケート(※3)より、「ストレス」や「運動不足」、「疲れ」を感じている方が他県に比べても多い傾向にありますが、それらの肌への影響を払拭するほどの気候条件と全国1位の「喫煙率」の低さが美肌の味方になったと考えます。
秋のランキング
- 対象期間
- 2012年10月〜11月、2013年9月
- 1位 島根県
- 2位 石川県
- 3位 山形県
- 4位 高知県
- 5位 富山県
- 1位の秘訣
- 秋は日本海側、さらに東北・北日本で、平年に比べ気温(※1)が高く、降水量(※4)も多かったため、秋の冷え込みが一気に訪れず、肌の乾燥も奪われにくい環境となりました。このような環境の中で、「キメが整っている」「シワができにくい」で全国1位、「角層細胞が整っている」「肌がうるおっている」で全国2位となった島根県が、秋の総合1位となりました。
生活習慣・体調アンケート(※3)は、夏と比べて、「ストレス」「睡眠不足」、「紫外線にあたる機会が多い」と感じている方が減っており、肌にとってより良い習慣をキープできたことが、2季節連覇の要因になったと考えます。
冬のランキング
- 対象期間
- 2012年12月〜2013年2月
- 1位 石川県
- 2位 高知県
- 3位 島根県
- 4位 富山県
- 5位 香川県
- 1位の秘訣
- 冬は全国的に寒冬で気温(※1)が低く、水蒸気密度(※2)は秋から冬にかけて全国平均で半分以下となりました。その中でも降水量(※4)も多い地域は、肌のうるおいが奪われにくい環境となります。冬の降水量(※4)が全国2位であり、「シワができにくい」で全国1位、「角層細胞が整っている」「肌がうるおっている」「ニキビができにくい」で全国2位となった石川県が、冬の総合1位となりました。
生活習慣・体調アンケート(※3)より、「喫煙率」が低く、また「疲れ」や「肩こり」などを感じている方が少なく、冬でありながらも血行・代謝のよい肌環境を保つことができていると考えます。