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あなたの心の花を咲かせるとき

「“花育”という言葉をご存知ですか? 食育と同じように花を通して子どもの感性や個性を育てるというものです。子どもに良いことなら大人にも良いはず。今日は皆さんにも、花を通して感性を磨いていただければと思います」。グリーンライフプロデューサーの吉田さんは、建築士を経てインテリアデザイン、そして花育の活動に携わっています。「感性を磨くことは、ご自分の心の声を聞いたりコンディションを整えるために必要です。日々忙殺されていると感性が鈍り、自分の疲れに気づかず無理をしてしまう。そんなときにはぜひ花に触れてみてください」。花はその美しさ、香り、感触などで五感を磨いてくれるため、日々触れることで心身の異変にも気づきやすくなれるそう。また花には、調整機能という作用もあるのだとか。「高血圧の方の血圧を下げたり、逆に低血圧の方の数値を正常にしたり、落ち込んでいる人を元気にしたり、怒りっぽい人を落ち着かせたりと、ちょうど良いバランスに整えてくれる効果があります」。花の知られざる力に、皆さんも驚かれた様子。この後も、自然の黄金比率による花の美しさに魅せられたお話、花を日々暮らしのなかで無理なく楽しむためのアドバイスなど、興味深い花のお話が続きました。
後半は、吉田さんにお持ちいただいた様々な花材を使ってブートニア制作に挑戦。「造花と違い日持ちがしないからこそ、生花は特別な時間を演出してくれます。ぜひもっと皆さんに身に着けて楽しんでいただきたいですね」。実はこのブートニア制作には、選んだ花の色でその人の心理状況がわかるという裏の試みも。皆さんが花を各自選んでからタネ明かしです。ピンクは女性ホルモンを刺激して若々しい気持ちにさせてくれる色、白はリセットしたいときの色などの話に「私、当たってる!」「私はどうかな?」とあちこちで歓声が。最後の感想タイムでは、お隣の方の花を褒める“ストローク”も実施。褒めることも花育の大事な要素だそうです。「シックな色が彼女を引き立てていますね」「女性らしい雰囲気がお似合い」。褒められて少し照れたご様子の皆さん。連休後半の1日、花を通して笑顔になれる楽しく和やかなひとときを過ごされたようです。