POLA TALKER'S TABLE(ポーラ トーカーズ テーブル)
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TALKER’S TABLE REPORT
4/23(sun)

正しい知識が心とからだを笑顔にする

Speaker高尾 美穂さん

「皆さんは、更年期というとすごく悪いイメージを持っていませんか? 今日は、更年期や女性のからだの変化を知り、人生を楽しく過ごすヒントを考えていきたいと思っています」。高尾美穂先生は、婦人科医として直接患者の話を聴くことを大切にしながら、ご自身のライフスタイルの一部であるスポーツとヨガを医療に取り入れ、女性の人生そのもののサポートをしています。「更年期の症状といえば、汗やほてり、手足が冷える、イライラする、眠れない、肩がこる、手がしびれるなど。これらはすべて、閉経により生理を司るエストロゲンというホルモンが減少することから起こります」。高尾先生によると、エストロゲンはいわば“女性が女性らしくいるためのホルモン”で、うるおいのある肌やツヤのある髪も、エストロゲンの働きなのだとか。その他にも、コレステロールの増加を抑制する、血管を強くする、骨量を調節する、自律神経の働きを調整するといった、からだにとって重要な役割も果たしているそうです。「更年期、すなわち閉経前後の10年間は、エストロゲンがある状態からない状態へからだが慣れていく時期で、100人いたら100人の女性にあります。そのうち更年期症状を自覚する方は50人~60人。残りの方は何事もなく過ごしていけるのです。恐ろしいのは、治療が必要なほど重度な症状に悩まされる方。これを更年期障害と言って、超がつくほど真面目な人や、人のために何かしたいと強く思う人などに現れやすい傾向があります。たとえば不妊治療で心を痛めたり、子どもが結婚して家を出ていったり、介護をしていた親を亡くしてしまう。こういった喪失体験をきっかけに、大きく落ち込んでしまう女性が少なからずいらっしゃいます。そういう方には、家庭でも仕事でもない居場所、自分が自分らしく元気に過ごせるコミュニティを他に作ることをおすすめします」。
ユーモアを交えた軽妙なトークの合間には、心とからだのバランスをチェックするヨガポーズをレクチャー。思った以上に動かない自分のからだに驚く一幕も。「平均的な閉経年齢は50.5歳。その後の40年を元気に過ごすためには、健康な血管と骨を保つことが大事です。そして、あと1つ付け加えるなら筋肉。すなわち週2回の運動習慣をつけること。これらを続けるためには、自分で努力する部分と、他人に頼る部分の両輪が必ず必要です。一人で頑張りすぎるだけでなく、時にはサプリメントや医療に頼ったり、うまくバランスをとりながら、長く楽しい人生を自分らしく過ごしていきましょう」これからも女性として生きていくために、正しい情報を知って、自分のからだに目を向けることの大切さを痛感した時間になりました。

speaker

高尾美穂

医学博士、産婦人科専門医、日本体育協会公認スポーツドクター、ヨガ指導者。
女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道 副院長。
婦人科医療、スポーツ、ヨガの3つの柱を軸に女性それぞれのライフステージ・ライフスタイルに合った選択肢を提示し、女性の人生そのものをサポートしている。

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