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オーダーメイドの自由な生き方

「自分らしく生きるには、理想とする自分に向かって素直に歩くことだと思います。他人の目を気にせず、自分の望む自分をつくること。それで失敗しても成功しても“経験”。経験をコレクションして、自分のデータベースにすればいい。経験は未来につながります。私は、1回失敗したら5回以上次に活かせと再利用してきました」。起業家として、女性として、いくつもの挫折と成功を経験した経沢さんの言葉はしなやかかつパワフル。まるで聞く人皆の背中を力強く押してくれるポジティブな魔法のようです。「幸せになるには自分がいつもベストコンディションでいること。どんなに苦しくても、とりあえず笑っておけば周りも自分も元気になれますよね」。そんな経沢さんが大事にしているのは、自分と向き合う1人の時間。「人生のパートナーは自分。相手に何かをもとめるより、自分を理想の人に作りあげるほうが楽ですよね。とはいえ、もし、その理想と現実のギャップに悩んで落ち込んだら、1人ブレスト。自分はどうしたい? と問いかけます」。弱気になったら“はき溜め用ノート”の出番。15分間、一気に不安を書き出してとりあえず形にして処理するのだそうです。「人は皆“不安”というランドセルを背負っているそうです。歳をとったらどうなるんだろう、地震が起きたらどうしよう、彼に捨てられるのではないか、と、まだ起きてない不安を先取りすると人生どんどん重たくなる。不安が詰め込まれてきたら、“これ出しとこう”と意識して軽くしなくちゃ」。
後半は、ハンデになると思われがちな出産育児とキャリアの両立について、ディスカッション。経沢さんは現在、新しい育児スタイルである“キッズライン”というベビーシッターサービスを提供する会社を経営していますが、そのキッカケもご自身の育児経験での苦労だったそうです。未婚の方、お子さんがいる方、いない方など様々な立場から話し合い、それぞれに未来を見据えた前向きなコメントがうかがえました。「日本もやがては香港や北欧、フランスなどのようにベビーシッターで育児をする時代になります。キャリアを捨てたり世間体を気にしたりすることなく子育てができた方が、子どもたちもハッピーだと思う。子どもたち世代がより自分らしい人生を歩めるような、カラフルな世界になっていったらいいですね(経沢さん)」。