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私らしさのつくりかた

「“私らしさ”を見つけるキーポイントは幼少時にあります」と語ってくださった猪熊さん。その明快な語り口とは対照的に、ご自身の幼少期を「自分に自信がない子でした」と振り返ります。ご自身が幼い頃、1つ下の妹さんが亡くなってしまったことから、生かされた自分の存在価値を探して精一杯以上に頑張る子を長年演じ続け、結局自律神経失調症になってしまったそうです。でも、そのおかげで「もう頑張らなくていい」と安堵すると同時に「休んでいいよと自分に言ってくれた心の正体が知りたくなって」東京女子大の心理学科に進んだとか。
「自分探しのためにやりたいことは何でもやろう、と多忙な日々を送るなかで、経済的に豊かなはずの日本女性の多くが自分に自信がなく“私らしさ”に悩んでいることに気づいたんです。女性がもっと幸せに自分らしく生きるサポートをしたいと思い、女性支援活動を始めました。“私らしさ”は、誰かの価値にも変えられる。なりたい自分になることは、周りの人間関係もハッピーにすることだと思っています」。
そして後半は“私らしさ”を引き出すワークショップへ。「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」をフレームに書きこむ“3つの「や」”に、参加者がトライ。「自分に自信がない私が今求めていたことの答えがたくさん聞けました」「感受性の高い若い頃はいろいろ考えていたけれど、仕事や育児に追われて忘れていました。もう一度トライしてみたい。本も読んでいますが今日は猪熊さんの人生から出た言葉を直接聞けて嬉しかった」など、皆さんにとっても実り多いひとときとなったようです。