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子育てのリアルとワークスタイル


POLA TALKER’S TABLE第3回目のスピーカーは、ゆうきくみこさんと、山田メユミさん。ゆうきさんは行政のリーダー、山田さんは企業のリーダーで、ともに2児の母です。「子育ては厳しいことだらけ」(ゆうきさん)、「子どもを持って自分の無力さを知った」(山田さん)と語るお二人の子育てと仕事の両立。完璧を目指さず「ほどほどに力を抜いて」「あきらめるところはあきらめる割り切り」が大事と説きます。山田さんは職場の理解を広げる重要性にも言及。「朝家を出る際、子どもがお漏らしをして“ああ遅刻する”と。そういうこともあえて職場で言って、助け合う雰囲気をつくりたいです」。そのためにも「ある一定の属性の人しか活躍できない社会」を変え、様々な事情を持つ人も活躍できる多様性のある環境を作りたいと山田さん。このほか子育て世代が活躍できるサテライトオフィスなど新しいワークスタイルの提案や、シルバー世代の協力を活かした港区の子育て支援サービスなど、子育てワーカーを支援するお二人のとりくみに、参加者も興味津々。後半の意見交換タイムでは妊娠中の方、シルバー世代、独身女性など様々な立場の方からの発言から「子育て女性当事者が出産育児、保育などに関する情報を得られる機会が乏しい」という問題点が浮上し、お二人も相談窓口やコミュニケーションツール拡充の必要性を痛感されていました。周囲の理解や協力を広げながら様々な人が育児と仕事で輝ける社会を目指すお二人に、会場は拍手喝采。参加者からは「お二人のような女性がいて心強い。子育てで時間の割り振りが大変なので、もっと行政サービス情報も積極的に収集したい」「経営者として社内の環境整備など参考になった」などの声があがっていました。

港区議会議員
シングルマザーの環境で育ち、アメリカ留学後、輸入会社、広告代理店、ファッション業界と渡り歩く。平成18年港区議会議員初当選、現在3期目。環境教育や世代間・国際交流、女性支援等に特に力を入れ活動。自民党東京都連青年部女性対策副委員長などを歴任し、港区議会初の2児の現役出産議員として仕事と子育ての両立しやすい地域社会の育成にも取り組んでいる。

東京理科大学卒。化粧品メーカー商品開発部に在職中、個人の趣味で始めたメルマガへの反響をもとに、コスメ情報サイト『アットコスメ』を企画立案。(株)アイスタイルを創業し同社共同代表に就任。現在も取締役兼CCOとして活動しつつ、2016年には未就業女性のスキルアップおよび就業支援を目的とした(株)ISパートナーズを立ち上げ、代表取締役を兼任している。プライベートでは1歳、3歳の母としても奮闘中。