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カッコつけない本当の私

幼い頃に名付けられたニックネームは“キリン”。なるほど、スラッと背が高くて姿勢もよく、笑顔が素敵なマイコさんの登場です。39歳で乳癌が発覚、つい最近の2015年まで闘病をしていたそう。「当時は、離婚して、シングルマザーで中学2年生の息子がいて、母の看病などもしていて。どうしよう。先が見えない。身動きが取れない。お金や仕事はどうなるの。あ〜、私死ぬんだ。あとどのくらい生きられるんだろう。そんな風にマイナスのことばかりが頭に浮かんで。目の前がまっくら、頭の中はまっしろ。トンネルの中に一人ぼっちでポツンといるような気持ちでした」 ちょうど反抗期の頃でコミュニケーションが減りがちだった息子さんに病気を告げた時、彼がしっかりと抱きしめてくれたんだとか。「その時、この子のために絶対に生きよう。癌に負けられない。そう強く思いました。それで思いきって、レギュラーで仕事をしていた女性誌やブログを通じて病気を公表したら、たくさんの方からメッセージをいただいたんです。私を支えてくださったのは同じ乳癌の先輩たちでした。今でも、乳癌サバイバーの友人は大勢います」乳癌の経験から変わったことは、人に甘えられるようになったこと。「もともとは頼るのが苦手だったんです。でも、誰かがいてくれるって本当にありがたい。やっぱり人と人との関係が大事だと病気になって改めて思います。ん〜再婚したい!(笑)」最後にはマイコさんを囲んで参加者みんなでパチリ記念撮影。「毎日を丁寧に私らしく暮らして、人生が終わる時に、この人生楽しかったなと思いたい。こんな風に考えるのも、乳癌になって死を近く感じた経験のおかげかもしれません」