FEM CARE by POLA

企業の枠を超え、働く女性の健康課題を学び合う
「タブーを自由にラボ」始動!

2023.06.30

ポーラ フェムケア事業の一環としてスタートしたプロジェクト「タブーを自由にラボ」。女性活躍や女性の健康経営に取り組んでいる15社の企業とコラボレートし、働く女性の健康の悩みをテーマに、同じ課題を抱える仲間とともに解決策を考え、女性の活躍推進支援や新しいアイデア創出を目指す異業種合同参加型プロジェクトです。5月22日、この第1回イベントが開催されました。

月経困難症、不妊治療、卵子凍結…。まずは「知る」ことからスタート

  • 毎月1回、5ヶ月にわたって開催されるこのプロジェクトでは、女性の体についてのメカニズムやフェムテック市場について学ぶとともに、自らも働く女性として、同じ課題を抱える仲間とともにディスカッションを通して具体的な解決策を企画していきます。この日集まった約30名の参加者は、それぞれの企業の中でも人事や健康管理に携わる方をはじめ、女性の健康にまつわる関心や課題意識の高い方々ばかりです。
イベントを担当したポーラの馬庭千晶から「この場で学んだことや出し合ったアイデアを、一人ひとりが次の一歩へと広めていきましょう」とキックオフのあいさつのあと、まずはテーブルごとに自己紹介タイム。参加の動機や思いを語り合うアイスブレイクから、すでに大いに盛り上がりつつ、本編に入りました。
  • 前半は慶應義塾大学 医学部 衛生学公衆衛生学教室の専任講師であり、企業の産業医としても女性活躍のサポートを行っている産婦人科医の飯田美穂先生による「女性のからだのメカニズムについて」のセミナーです。月経のメカニズム、月経困難症の解説、PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)の違いやそれぞれの対処方法などを詳しく伺います。
  • 前半は慶應義塾大学 医学部 衛生学公衆衛生学教室の専任講師であり、企業の産業医としても女性活躍のサポートを行っている産婦人科医の飯田美穂先生による「女性のからだのメカニズムについて」のセミナーです。月経のメカニズム、月経困難症の解説、PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)の違いやそれぞれの対処方法などを詳しく伺います。
  • 低用量ピルやミレーナ、漢方薬のメリットデメリット、不妊治療や卵子凍結の実態など、自分の体のことでありながら、正確な知識を持っていなかった参加者の皆さんにとっては、目からウロコのお話ばかり!またご自身も2児の母として、妊娠出産や育児とキャリアとのバランスに悩み、忙しく働きながら女性としての健康と向き合ってきた経験も語ってくださったことも共感を呼びました。

一人ひとりの「もやもや」の中に課題解決のいとぐちが。

  • 後半はワークショップタイム。初回の今回は「モヤモヤ発散会」と題し、まずは各自が自らの「働く女性の心と健康」にまつわるモヤモヤを書き出し、マッピングして発表。
    「生理がいつ来るかもわからないのに春に健康診断の予約をしなくてはいけない」「生理の時期はおじさんのデリカシーのない発言が許せなくなる」といった会社での出来事、「自分に合う婦人科の先生に会えない」
  • 後半はワークショップタイム。初回の今回は「モヤモヤ発散会」と題し、まずは各自が自らの「働く女性の心と健康」にまつわるモヤモヤを書き出し、マッピングして発表。
    「生理がいつ来るかもわからないのに春に健康診断の予約をしなくてはいけない」「生理の時期はおじさんのデリカシーのない発言が許せなくなる」といった会社での出来事、「自分に合う婦人科の先生に会えない」「卵子凍結でなぜ女性だけこんなに大金を払わなければいけないの?」といった女性の体全般の悩み、また管理職の方は「女性の部下の生理や育休に気遣ってあげたい気持ちと、他の部下との公平性や部署のタスクの間で悩む」といった話など、それぞれの思いを吐露し合いました。
「卵子凍結でなぜ女性だけこんなに大金を払わなければいけないの?」といった女性の体全般の悩み、また管理職の方は「女性の部下の生理や育休に気遣ってあげたい気持ちと、他の部下との公平性や部署のタスクの間で悩む」といった話など、それぞれの思いを吐露し合いました。
  • これまで「取るに足らないこと」「ごく個人的なこと」とスルーしてきた思いにフォーカスし、口にすることで、実は多くの働く女性に共通する課題であることに気付くなど、発見も多かったよう。思いを共有し合うことで、初対面とは思えないほど打ち解け、大いに盛り上がりました。
  • これまで「取るに足らないこと」「ごく個人的なこと」とスルーしてきた思いにフォーカスし、口にすることで、実は多くの働く女性に共通する課題であることに気付くなど、発見も多かったよう。思いを共有し合うことで、初対面とは思えないほど打ち解け、大いに盛り上がりました。

異業種で働く女性同士の交流に、参加者からも確かな手応えが。

  • 「前半のセミナーでは、正しい知識をもち、臨床の現場を知っている先生だからこそ話せる、貴重なお話を伺えました。またいろんな業界・職種の方とリアルな話を共有し合うことで同じ女性でも抱えている課題や悩みの違いを知ることができたのは収穫でした」(食品)

  • 「婦人科に行ってもなかなか質問できないことをじっくり教えていただけました。現在人事部門で、働く女性の健康を推進していきたいと考えていますが、社内でもヘルスリテラシーはまだまだ低いのが現状です。今日ここで学んだものをそのまま持ち帰って伝えるだけでも大きな意義があると感じます」(エンターテイメント)

「今回のイベントを企画担当したポーラの馬庭千晶は「とてもいい雰囲気でスタートできました。自己開示でき、悩みを共有できる場が広まることが重要です」、同じく石崎眞里奈は「今まで『仕方ない』と諦めてきたことを今日は『おかしい』と声に出せたと思います。ディスカッションでの皆さんの熱量に感動しました」といった想いを述べました。
この日からスタートを切った今回のプロジェクト、次回以降はフェムテック市場やフェムテック商品の企画背景、企業の人事制度などについて学び、同じ悩みや課題意識を持つ方とチームを結成。実際に解決策となるサービスやプロダクトを企画し、最終回に企画を発表します。企画発表会のリポートをどうぞお楽しみに!