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敏感敏感

敏感とは?

原因はさまざまですが、大きくは①特定の物質に対して起こる体質的なもの(アトピー体質も含む)
②外部環境や体調、食生活などの影響で起こる一時的なもの
に分けられます。赤み、腫れ、かゆみ、刺激感などさまざまな状態があります。*ここでは主に一時的なものについて取り上げます。

乾燥などにより角層が乱れると肌のバリア機能が低下。紫外線、大気汚染物質、花粉などの刺激を受けやすい状態に。こするなどの物理的な刺激や、特定の成分の刺激で敏感になることも。寝不足、ストレスなども原因に。

敏感のケアをするには?

敏感はさまざまな要素が絡み合い状態も人によって違うため、まずは以下のチェックで自分の敏感レベルを知っておきましょう。そのうえで、刺激を避けて肌を守るためのスキンケア、メーク、ライフスタイルの見直しなど、トータルなケアが必要です。

スキンケアのアドバイス

洗顔を見直して角層のバリア機能を保つ。

力を入れたりゴシゴシこすったりするスキンケアは肌への刺激になります。常にやさしいタッチを心がけましょう。

角層バリアを保つ
ように行う洗顔法
こちら角層バリアを保つように行う洗顔法

保湿を丁寧に、うるおいを与えるケアを。

刺激が入りにくい状態にするためには、角層をうるおいで満たすことが大切です。
ローションはもちろん、ミルク、クリームは必ず使いましょう。敏感度の高い人は、保湿効果の高いブランド、低刺激のアイテムがあるブランドを使うのもおすすめです。

肌の刺激になる紫外線に要注意!
1年を通して紫外線ケアを。

紫外線は肌を乾燥させて角層を乱したり、角層の乱れたところから肌の内部に入り込んで刺激になったりと、肌トラブルのきっかけとなるため肌も敏感に傾きがちになります。1年を通して紫外線カットを心がけましょう。
日ヤケ止めは、保湿成分配合の日中用クリームタイプがおすすめ。額、両頬、鼻の5点に置き、ムラなく丁寧になじませて。

日ヤケ止めの塗り
モレ・塗りムラを
防ぐテクニック
こちら日ヤケ止めの塗りモレ・塗りムラを防ぐテクニック

化粧品の切り替えはゆっくり、慎重に。

化粧品を切り替える時は、ラインを一気に切り替えたりせず、肌の状態が良い時に、1品ごとに2~3日ずつかけて行いましょう。保湿アイテムは、クリームなどステップの後ろの方で使うアイテムから切り替えるのがおすすめです。

メークのアドバイス

ファンデーションは保湿効果の高いタイプを。

日中はベースメークで乾燥、紫外線などの刺激から肌を守りましょう。クリームタイプやパウダリィでも保湿効果の高いファンデーションがおすすめ。やさしいタッチでていねいにのばしましょう。

パウダーファンデーションは
パフの端をもってすべらせる。

肌が敏感に傾いていると感じた時のベースメークは、できるだけ刺激にならないように気をつけましょう。補正は下地をメインに、パウダーファンデーションはパフの端を持ち、肌を軽くすべらせるようにのばします。
パフはできるだけ毛足の長いものを使いましょう。最後に手のひらで軽く抑えて、粉うきを防ぎます。

敏感に傾き
がちな時の
メークテクニック
こちら敏感に傾きがちな時のメークテクニック
ライフスタイルのアドバイス

おすすめの栄養素と食材で
からだの中からケア。

角層の保護力を高める成分、肌アレを防ぐ成分をとりましょう。なかでも、肌の炎症を鎮め角層の保護力を高める力があるα-リノレン酸に注目。
しそ油(エゴマ油)、青魚、アマニ油、クルミ、チアシードなどに多く含まれます。オイルならサラダやスープにかけるなど気軽に取り入れられるのでおすすめです。

ストレスや疲れを溜めないように、
ライフスタイルの見直しを。

ストレス、睡眠不足、疲れ、体調不良、なども敏感の引き金になります。規則正しい生活とリラックスできる時間をつくることでストレスや疲れをためない工夫をしましょう。

ムズムズした時は、顔以外の
部分からアプローチ

ムズムズ感がある時はつい肌に触れたくなりますが、それが肌の刺激になることも。そんな時は、頭皮や首筋などからアプローチし、顔に触れるのはポイント程度に止めましょう。動画を参考にトライしてみて。
また、意外なクセや習慣も肌の刺激やムズムズ感の原因になることが。髪をまとめて毛先が肌に触れるのを防いだり、頬杖や顔に触れるクセがないかチェックしてみましょう。

ムズムズ気分
スッキリテクニック
こちらムズムズ気分スッキリテクニック

近年、健康への影響で話題になっている大気汚染物質は、実は肌にも影響を及ぼしています。肌ゆらぎの実感と大気汚染物質の飛散量を比較したところ、その動きが連動していることが、ポーラの肌のビッグデータからわかりました。ポーラはこの事実に着目し、PM2.5や排気ガス等の大気汚染物質の他、タバコの煙、花粉、黄砂などを総称してマイクロダストと命名。
マイクロダストは毛穴や角層の隙間から直接肌に入り込み、表皮細胞の分裂を鈍らせて角層状態を悪化させ、肌ゆらぎや敏感を引き起こします。このダメージは将来的にシミやシワの原因にもなるので注意が必要です。

女性ホルモンは、コラーゲンの生成、皮脂の分泌、皮フ温の調整など肌にさまざまな影響を与えています。そのため、生理周期や年齢によるホルモンの変化で、肌トラブルやゆらぎ、敏感を起こしやすくなる時期があります。その時期を知ることで、慌てずに変化に合わせたケアをしていきましょう。

生理前

生理前は黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加することで皮脂分泌量が増え、ニキビができやすくなります。また皮フ温があがり肌色が赤みに傾きがちに。メラノサイトが活性化してシミリスクが上昇するなど、全体として肌トラブルや敏感に傾くことが多くなります。1ヶ月の女性ホルモンのバランスと基礎体温の動き

更年期前後

女性ホルモンが40代後半から50代前半にかけて減少し、バランスが崩れるため、肌は皮脂が減り乾燥ぎみに。敏感になりやすい人も。