POLA CATALOG 2021 LIFE for BEAUTY AUTUMN WINTER
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 まず、全てのことに「丁寧になる」。これは新しい自分を始める上で最も重要な心の整え方。例えばいつものお手入れも、一つ一つのプロセスを出来る限り丁寧に行うだけで、肌だけでなく心も整う。同様に暮らし方にも他者にも限りなく丁寧になることで、日々自分が浄化され、どんどん清らかな存在になっていく、それはエイジングケアのニューノーマルと言っていいだろう。難しいことではない、当たり前のことを心を込めて。「おはよう」や「ありがとう」を丁寧に言う心がけだけで驚くほど自分が浄化され若返るはずなのだ。 2つ目に「ワクワクする」。コロナ禍ではこれがひどく難しかった。でも今は旅行の計画を立てたり、何を始めようか考えたり、胸躍らせる良いチャンス。でも本来は、朝起きたら今日の予定にワクワク、1週間の初めにもワクワクできるよう目標を持つことが何より大切なのだ。そもそも胸躍らせながらスキンケアしメークすると、キレイはどんどん増殖する。ワクワクが人を若返らせ、幸せに導くのは科学的に証明されていることなのだ。 最後に「役に立つ」。人は、全編”自分のことだらけ“だと苦しくなる。自分にばかり一生懸命だと達成感が得られず、不安になる。逆にいつも何かのため、誰かのためと思うクセをつけると、むしろ俄然楽になり、色んなことがうまく回り出すはずなのだ。美しくなることさえ「今日会う人のためにキレイになろう」と思うと、さらに人は輝きだす。 さあ、この3つを心がけるだけ。気がつけばあなたの中に革命が起きている。せっかくの節目を無駄にしないため、100年人生を生き生き歩き始めるため、すべての人に必要な革命だ。それは、若返りへのニューノーマル 人生には、「節目」が必要だ。節目がないと立ち止まることさえできずに、日々にただ流されてしまいがちだから。節目とは、人が掴まって休んだり考えたりする止まり木なのだ。とすればコロナ禍は、辛くもあり不安でもあった一方で、私たちにとって大きな節目となった。 今までひたすら走り続けてきた人や、迷ってばかり、つまずいてばかりだった人には、自分をやり直す良いきっかけになったはず。そして、暮らしや生き方が乱れていた人には、整理整頓の時間をくれたはず。実際にこの間、断捨離した人は多かった。いずれにせよこの節目を、皆それぞれの方法で自分と人生を丸ごと見つめ直すきっかけにしたのは確かなのだ。 でも問題はここから。風の時代も手伝って価値観は大きく変わり、コロナ前と全く同じ自分に戻りたいと言う人はもはや少ないはず。であるなら、思い切って新しい自分を始めるべきだ。しかもただ、コロナ後の社会に自分を合わせるのではない。むしろこれを機に、古い年齢観を捨て、歳を重ねるほどに溌剌と輝き、幸せや充実感が増えていく人生にするために、自分の中にパラダイムシフトを起こしてはどうだろう。 でも何をしたらいいの?自分の中の革命は、方法が曖昧なまま闇雲に始めると気持ちだけが空回り、だから”何を新しく始めるのか?“をここに整理してみた。 自分をやり直すための必要最低限は「3つ」。それが、①丁寧になること、②ワクワクすること、③役に立つこと……。自分革命の鍵は、3つ!人生の大きな節目……ニューノーマルに自らを合わせるのではなく自分の中に革命を起こすこと!by KAORU SAITO齋藤 薫=文美容ジャーナリスト/エッセイスト齋藤 薫女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイをもつほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo! ニュース「個人」』でコラムを執筆中。『されど“男”は愛おしい』(講談社)など著書多数。PROFILE3

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