POLA TALKER'S TABLE(ポーラ トーカーズ テーブル)
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POLA TALKER’S TABLE

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POLA TALKER’S MUSEUM REPORT

11/20(mon)

「ひらめき座禅」で、毎日に刺激。

Speaker東京禅センター

「ひらめき座禅会」の会場は、二子玉川蔦屋家電2Fに突如現れた“ピンクの間”。ピンクの畳に、座布団風のピンクのクッション、そしてピンクの屏風まで。禅×ピンクの組み合わせがなんとも可愛くて斬新です。そんな空間に浅草・田原町の金竜寺副住職、並木泰淳和尚をお迎えして、一風変わった座禅会が始まりました。
「禅の教えは、今を一生懸命生きること。座禅ではそれを妨げる心の悪いクセを直せます。人はちょっとでも不安になったり後悔するようなことがあると思考がどんどん嫌なスパイラルに落ち込むものです。次々に浮かぶ雑念を追いかけず、呼吸を調えて目の前のことに集中する良いクセをつけましょう」。早速、皆さんで座禅タイム。両膝と尻を地面につけた3点倒立的な姿勢をとって脚を組み、仙骨を意識しながら下腹を前に出して上半身を起こし、あごをひくのが基本姿勢。じっとしているとつい目を伏せてしまいがちですが、目は半眼で1メートル半くらい先の畳の上を見るそうです。また座禅時には呼吸も大事。身体の中の空気をゆっくりと吐き、吐ききったら息を吸う。吐くのに7秒、吸うのに3秒。吐く息に合わせてゆっくり10まで数える。これを繰り返します。「息という字は自分の心と書きます。いつもは当たり前に続いてくれている呼吸に意識を向けて調えることで、段々と心も調ってくるものです」。
平日と言えど、午後の蔦屋家電には小さなお子様連れのお客様もたくさんいて、辺りは賑やか。
けれどありのままを受け入れる訓練にはむしろ賑やかな環境も良いと並木さんは言います。
「うるさくても、目の前に色んな風景が広がっても遮断せず受け入れ、受け流してまた自分の思念に一生懸命に向かう。もし騒がしくて呼吸に集中できなかったら普段思っていることを取り出して客観的に見つめたりすると、いいトレーニングになります」。
 休憩を挟んで各15分、合計30分の座禅タイムが終了。慣れない姿勢に脚が痺れた方もいらっしゃいましたが、「気持ちよくて30分があっという間だった」「普段色々なことを考えすぎているので、静かに脳をリセットできたような気がして良かった」など、良い集中をキープできたのか皆さん一様にスッキリされた表情が印象的です。
「座禅をすると、いつもなら見過ごしてしまうことにも意識をおくようになります。そうするうち、ふと鮮やかな気づきが得られることも。それを“悟り”と言います。悟りというのは気づきの連続なんですね。毎日座禅するたびに些細なことでも感動できれば、膨大な気づきが得られるかもしれません。そしてひとつアイデアが浮かんだとしてもそれに固執しないほうがいい。例えば、江戸時代の禅僧の仙厓義梵が描いた禅画に『○△□図』という絵があります。これは当時禅ブームのなかで、円相といって宇宙観を表す○を墨で書きなぐるシンボリックな禅画が大流行したことを受け、“○だけじゃなくて△でも□でもなんだっていいじゃないか”とぶちこわして説いた作品です。新しいひらめきは、ひとつの考えにとらわれず、いったん俯瞰で眺めて違う方向から考えたところに生まれるのかもしれませんね」。
 座禅に限らず、料理をしたり四季に向き合うことも気づきを得る良い機会になる、と並木さん。ひらめくための感性の磨き方のヒントをたくさんいただけて、楽しく充実したひとときとなりました。

speaker

東京禅センター

座禅体験を通じて、初心者にも親しみやすい「禅」を積極的に提案。
京都市にある日本最大の禅寺妙心寺に属している。

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