BA Research Center

誕生以来、生命が生まれながらに持った力を信じ、
常識にとらわれることなく
人の肌とその可能性に向き合ってきた、
ポーラ化成工業のB.Aリサーチセンター。
「人」を見つめる取り組みが、
一つの新たな発見へとつながりました。

細胞運命転換

年齢に左右されることのない組織再生。

ついに、B.Aリサーチセンターは
肌研究の一つの到達点へ。
それは、ハリで満ち続ける肌への、
新たな可能性でした。
美しさの鍵は、
人の中に秘められていたのです。

真皮の約7割を構成するコラーゲン。
細胞運命転換により、
劣化したコラーゲンが分解され、
新たなコラーゲンが生み出されます。

  • 劣化したコラーゲン
  • 劣化したものは分解され、
    新たに生み出されたコラーゲン
  • プレイオトロフィン存在下で、ヒト顔部由来の新鮮な皮フを7日間培養。走査型電子顕微鏡で真皮コラーゲン線維構造を観察した。
  • スケールバー:10μm ポーラ化成工業 研究所調べ

B.Aリサーチセンター
研究の変遷

  • 1940

    ポーラ化成工業 設立

  • 2000

    細胞の活性化が、肌の老化抵抗力を高める仕組み
    を解明

  • 2004

    コラーゲン接着に着目
    し、線維芽細胞の働きを研究

  • 2008

    AGEsが肌の老化因子の
    一つであることを発見

  • 2015

    B.Aリサーチセンター設立

    生命活動が最も活発な胎児期の肌誕生メカニズムにヒントを得て、肌誕生因子の一つ「バーシカン」に着目

    日光に含まれる近赤外線が線維芽細胞のバーシカン産生を減少させることを発見

  • 2020

    遺伝子研究領域
    エピゲノムへの着目

    線維芽細胞のエイジレスな働きを発見

2025

組織再生を促す鍵「プレイオトロフィン」への着目。
細胞の能力を解放し、加齢にとらわれない真皮再生の仕組みを解明。

B.Aリサーチセンターは、年齢に左右されることなく組織再生を続ける、ある特別な細胞に着目。
それは、毛の伸び縮みに対応して真皮を再生する力を持った毛の根元周辺の細胞でした。
毛の根元周辺の細胞には、半永久的に肌にハリを生み出し続ける組織再生力が秘められていました。
そして、その鍵となっていたのが、組織再生因子「プレイオトロフィ
ン」だったのです。

  • 退行期
    退行期

    毛の成長が止まり、
    根元が短く縮む期間

  • 成長期
    成長期

    毛が活発に
    伸びる期間

  • 休止期
    休止期

    毛が抜け落ち、 新しい毛が
    生える準備をする期間

毛の根元周辺のコラーゲン状態

加齢によってコラーゲン線維のあいだに隙間ができているが、毛の根元周辺では年齢を問わず、真皮再生が起こっている

毛の根元周辺のコラーゲン状態
  • 薄く切ったヒト皮フをマッソントリクローム染色で染色し、皮フ断面を観察。 スケールバー: 100μm
  • ポーラ化成工業 研究所調べ
新たな発見

組織再生を促す因子
「プレイオトロフィン」
年齢に左右されることのな
い、
その組織再生の仕組みを
新解明

真皮の大部分を構成するコラーゲンは、線維芽細胞によってうみだされます。B.Aリサーチセンターは、プレイオトロフィンの働きにより線維芽細胞が驚異的な能力を持つ「リミットレス線維芽細胞」へと変化することで、劣化したコラーゲンの分解・再生や、細胞同士の連携が促されることを発見しました。
さらにプレイオトロフィンは、血管の新生や不要物の除去も促し、リミットレス線維芽細胞と連携して、真皮を再生へと導きます。

リミットレス線維芽細胞の持つこの組織再生力は、肌の一部分では、年齢に左右されることなく発揮され続けているのです。

  • リミットレス線維芽細胞:※ポーラが名付けた名称
細胞運命転換 プレイオトロフィンが真皮全体に作用する 01:劣化したコラーゲンの分解・再生 02: 血管の新生を促進 03:不要物の除去を促進

※イラストはイメージです ポーラ化成工業 研究所調べ

年齢に左右されない
ハリを追い求めて。

「なぜ?」という問いの繰り返しが
ひらめきへとつながっていく。
研究員一人ひとりの「問い」を重ね、
B.Aリサーチセンターは、
これからも
生命が持つ力と真摯に向き合い続けます。