過去の展覧会 詳細
KO.TO.TA.MA
―呼吸する文字―
展覧会について
漢字が伝来する以前に古代日本で使用されていたと言われている神代文字。
その文字は川邊りえこ氏の手によって、“呼吸する文字”として生命を与えられ、生まれ変わります。
文字は会場内にしつらえた方丈(四畳半程度広さ)の白い空間に解き放たれ、呼吸し、意思を持つかのように躍動します。
神代文字の伸びやかで自由な美しさが会場を満たします。
古代において文字は単なる記号ではなく、選ばれた人だけがこれを使うことを許された秘儀でした。
“書く”という行為は大切なメッセージを発信する、特別なふるまいだったのです。
文字とは光であり、生きるためのエネルギーであり、魂を癒す祈りでした。
日本においてその力はKO.TO.TA.MAと呼び、古の人々はこの秘儀を、文字、数値、楽、舞、かたちなどの中に象徴として隠し、権力の干渉からこれを守るべく、美しく、そして巧妙に塗り込めてきました。
日本の伝統の源泉としての古代より二千年の時を経て今、私はこのKO.TO.TA.MAの力を宇宙に解き放ちます。
KO.TO.TA.MAの波動を感じて頂きたいのです。川邊りえこ
作家プロフィール
川邊 りえこ(Rieko KAWABE)
美術家。日本古来の伝統、美意識への幅広い素養をベースに鍛錬を重ね、地球規模でのボーダレスなアート活動を展開。空間と時間を包括的に包み込む“書”を核にする創作スタイルは、森羅万象が時間を超えて響き合う『KO.TO.TA.MA』に収斂される。