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1996年に開設しました「化粧文化展示」も今回で9期目を迎えました。
今回は、江戸時代、花開いた男女の髪型の流行と、その時代のファッションリーダーを紹介し、日本独特の髪型文化がどのように形成されていたのかを探ります。 |
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元禄島田髷(げんろくしまだまげ)【元禄】
日本の代表的な髪型の一つ。江戸初期の若衆(美少年)髷が変化したもので、東海道島田宿の遊女から始まったといわれている。最初は遊女などに結われたが、後に町娘などの間に非常な勢いで流行していった。元禄の頃は、髱(たぼ)が後方の下部に突き出ているが、その格好が鷗(かもめ)の尾羽に似ているところから鷗髱(かもねたぼ)と呼ばれた。 |
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燈籠鬢・島田髷(とうろうびん・しまだまげ)【安永〜寛政】
左右に張り出している鬢(びん)は、燈籠鬢と名づけられている。向こう側が透けて見えるのと、燈篭の笠に形が似ているところからつけられたといわれている。
鯨の髭や鼈甲(べっこう)などで、半円形の鬢張りをつくり、それを両鬢に通し、上から鬢の毛をかけていった。 |
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横兵庫(よこひょうご)【文化・文政】江戸・吉原
この横兵庫は遊女特有の髷として、江戸の吉原、京の島原をはじめとして流行した。始めは、片側の髷だけが大きかったが、次第に両方が大きく膨張していき、蝶が羽根を広げたような格好になった。この髪型は、遊女でも上級の花魁(おいらん)が結ったもので、京の島原は艶やかに、江戸の吉原は粋に結われた。 |
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女性の髪型を見ると、江戸初期に結われた唐輪髷(からわまげ)、寛永期には玉結びが登場します。髱(たぼ)が後ろへ長く伸びた元禄時代、多くの肉筆浮世絵の美人がその様子を伝えています。安永から明和にかけては、髪型も技巧的になり、髪飾りの種類も増え、華やかな鶺鴒髱(せきれいたぼ)が流行しました。天明から寛政では、歌麿が描いた美人画と一世を風靡した燈籠鬢の流行の様子や、それがどのような伝播をしたのかも探ります。
一方、男性の髪型を見てみると、戦国時代を経て出現した男髷の数々。女性の髪型(島田髷)に影響を与えた若衆髷。「江戸図屏風」などに描かれている奴の糸鬢。月代を大きくとったこの髪型は、江戸前期の特徴でもあります。また、結婚式に結われる文金高島田に影響及ぼした文金風。吉原などに通う粋な男たちが結った細い髷の疫病本田など、女性のように髪飾りをつけた華やかさはありませんが、男性の髪型にも時代の流行、身分による髪型の違いがありました。
どの髪型ひとつをとっても、その時代の男性や女性の心を捉えた形であり、自分なりに流行を楽しんでいた様子も窺えます。
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| 【展示概要】 |
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| ■タ イ ト ル |
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「江戸の流行髪型事典」 |
| ■会 期 |
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2004年6月16日(水)〜2005年3月23日(水) |
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※第3、4水曜日のみオープン(8月休み) |
| ■時 間 |
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10:30〜17:00(入館16:30まで) |
| ■場 所 |
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ポーラ銀座ビル3階 ポーラ文化研究所・化粧文化展示室 |
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東京都中央区銀座1-7-7 Tel:03-4564-3651 |
| ■入 場 料 |
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無料 |
| ■主 催 |
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ポーラ文化研究所 |
| ■交 通 |
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JR有楽町京橋口、地下鉄銀座線、丸の内銀座駅、 |
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有楽町線銀座一丁目駅7番出口 |
| ■主な展示品 |
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江戸時代の男女の髪型47点、結髪用具など |
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